国際【ジョークは語る】預言者の時代にラジオはあったかね? ツイッター2012.3.4 12:00

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【ジョークは語る】
預言者の時代にラジオはあったかね? ツイッター

2012.3.4 12:00 ジョークは語る

 立派なひげの男性が、タクシーに乗り込み、運転手に尋ねた。「預言者の時代にラジオはあったかね?」

 運転手が「そりゃあ、なかったでしょうね」と答えると、男性は「だったら、とっととラジオを消しなさい」と命じた。

 腹が立った運転手は「預言者の時代にタクシーはなかったですよね?」と尋ね返した。「だったら、お客さんはさっさと降りて、ラクダが通りかかるのを待っていたらどうです」

 この小話に登場するひげの男性のように、イスラム教を起こした預言者ムハンマドの時代を理想化する考えを「サラフ主義」という。サラフはアラビア語で「先達」を意味し、預言者が「最善の世代はわが世代」と語ったとされるのを根拠に、外来の思想や文物を否定、初期の純粋な信仰への回帰を説く。

 サラフ主義は、1980~90年代のエジプトでテロを繰り返したイスラム過激派にも色濃くみられた傾向だ。しかしムバラク前政権は、過激派組織が相次いで武装闘争を放棄した90年代末以降、政治に口出しさえしなければサラフ主義者らの行動を一定程度容認、サラフ主義は徐々にエジプト社会に浸透した。

 前政権崩壊後は、そんなサラフ主義者らが「ヌール(光)党」を結成、昨年から今年にかけての上下両院選で第2党に躍進し社会のあらゆる場面で存在感を強めている。

 ただ、選挙で支持を集めたとはいえ、サラフ主義者に目立つ教条主義的な態度に辟(へき)易(えき)としている人は多く、短文投稿サイト「ツイッター」などではジョークのネタとなることもしばしば。あるユーザーは、ヌール党が政治権力を握れば「内務省は『勧善懲悪省』に、警察は『不信仰者撲滅機関』に改名させられるらしい」とつぶやいていた。(カイロ 大内清)

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