国際中国実験炉で事故 昨秋、タービン建物内 政府は公表せず+(1/2ページ)(2012.1.25 07:16

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中国実験炉で事故 昨秋、タービン建物内 政府は公表せず

2012.1.25 07:16 (1/2ページ)中国

 中国・北京郊外にある高速増殖炉開発の実験炉(CEFR、出力2万キロワット)が昨年10月、発電機があるタービン建物内で事故を起こし、停止していることが24日、日本原子力研究開発機構の調べで分かった。中国政府が公表していないため、事故の内容などは不明。実験炉は同7月に発電を開始したばかりだった。

 原子力機構などによると、韓国の原子力関係者から「中国の実験炉が止まったようだ」との情報提供があった。その後の調査で、タービン建物内で事故があり、点検作業で停止したままになっていることが判明したという。

 中国の実験炉は、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)と同様、熱を取り出す冷却材に液体ナトリウムを使用している。燃料は濃縮ウランだが、2015年にはウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を使い、増殖実験を始める予定だった。

 停止中の実験炉は、ロシア製で北京の西約60キロの軍事施設内に立地。原子炉を覆う格納容器がなく、中央制御室に運転員の休息用ベッドがあるなど、安全管理レベルが低いという。

 実験炉は高速増殖炉開発の5ステップの2段階に当たる。中国は、原型炉(3段階)の研究開発を省略するため、ロシアと実証炉(4段階)建設の事前協定を結び、28年に実証炉、30年には最終段階の実用(商業)炉を運転。その後、沿岸部を中心に多数の実用炉を建設する計画があるという。

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