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【イラン騒乱】放水銃や棍棒で強制排除 国営放送「暴徒」強調 (1/2ページ)

2009.6.21 22:17
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 大統領選の結果をめぐるイランの改革派支持者と治安部隊の衝突は、外国メディアの取材活動が制限されているため、死傷者や当局の鎮圧状況などの把握が困難だ。だが、インターネットのサイト上などに掲載された目撃者情報や映像などに基づいた断片情報をつなぐと、現地の緊迫した様子が浮き彫りになってくる。

 AP通信によると、改革派支持者が20日、大統領選の結果に対する抗議デモのために集結した首都テヘラン市内では、黒色の制服姿の警官隊がデモ参加者の強制排除のために放水銃や棍棒(こんぼう)などを使用した。

 目撃者による撮影ビデオによると、デモ参加者らは「独裁者に死を」などと叫びながら、警官に投石するなどして抵抗した。鼻や口から血を流した女性の姿をとらえた映像もあり、一部にはこの女性が銃撃されて致命傷を負ったとも伝えられた。

 英BBC放送(電子版)は、ヘリが上空を飛ぶ中、街頭で叫ぶデモ参加者や、催涙ガスを撃ち込まれて路上を逃げまどう人々の姿を収めた映像を流した。ただ、各国のメディアは、取材制限のために正確な事実確認ができないともつけ加えている。

 一方、イラン国営テレビなど地元メディアは、燃え上がるバスの映像を流しながら、デモ参加者が銀行の窓ガラスを割り、モスク1カ所のほか、路上の車両に火を放ったと報じた。デモ参加者を「暴徒」とも表現し、抗議デモの違法性を印象付けている。

 国営テレビはさらに「われわれは指導者(最高指導者ハメネイ師)の話に耳を傾け冷静さを保つべきだ。さもなければ(欧米という)敵が喜ぶことになる」と、改革派支持者らの行動に反感を示す女性のコメントも紹介した。

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