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【新型インフル】エジプトの豚全頭殺処分で、キリスト教徒と警官隊が衝突 「イスラムの押しつけ」と反発の声も (1/2ページ)
このニュースのトピックス:新型インフルエンザ
【カイロ=村上大介】新型インフルエンザをめぐり、少数派のコプト教徒(キリスト教徒)が飼育する豚の全頭殺処分を決めたエジプトの首都カイロで3日、政府の決定に反発する住民が治安部隊に投石し、治安部隊が催涙弾やゴム弾を発射、双方に負傷者14人(政府系紙アハラーム)が出る騒ぎに発展した。イスラム教で「不浄な豚」は忌み嫌われており、イスラム教徒が9割を占めるエジプトでは、全頭殺処分に抵抗感は少ない。だが、コプト側からは「インフルエンザを口実にした宗教戒律の押しつけ」と反発する声も出てきた。
衝突が起きたのは、カイロ南東部ムカッタム丘陵に近い貧困層が多く住む地域。政府は豚の移送に反対する住民たちの抵抗を見越して警官隊を導入したが、300〜400人の住民が「生活を奪うな」と騒ぎ始、衝突は近くを通る幹線道路にも及んだ。カイロ北郊外カルユビーヤ県のコプト教徒の多い地区でも同日、住民と警官隊の小競り合いが起きた。
エジプト政府が国内で飼育される豚約35万頭を殺し、当面、冷凍保存するとの決定を下したのは先月29日。イスラム勢力のムスリム同胞団系の国会議員らが人民議会(下院)の議場でマスクをして「豚を処分しろ」と騒いだこともあり、議会は28日、「全頭殺処分」を政府に勧告した。
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