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【ガザ侵攻】停戦要求を決議、安保理 米は棄権
【ニューヨーク=長戸雅子】国連安全保障理事会は8日夜、公式協議を開き、パレスチナ自治区ガザ地区での「即時かつ恒久的な停戦」を求める決議案を賛成14、棄権1で採択した。決議は全会一致での採択が見込まれたが、米国が棄権した。昨年12月27日のイスラエル軍の空爆開始以来、安保理決議は始めてだが、イスラエルは決議案採択に否定的で停戦に直ちに結びつくかは不明だ。
ライス米国務長官は採決後の演説で「エジプトの調停努力が続いており、その結果を見極めることが大事だと思った」と棄権の理由を説明。また、「戦闘がなぜ始まったのか思いだすことが重要だ」とし、イスラム原理主義組織ハマスが戦闘のきっかけを作ったと批判するとともに、「イスラエルの自衛の権利」を改めて擁護した。
決議は「即時かつ恒久的な停戦」の必要性を強調するとともに、こうした停戦を求めるとし、停戦はイスラエル軍のガザからの完全撤退をもたらすとした。
また、民間人に対するすべての暴力や戦闘行為、すべてのテロ行為を非難。恒久的停戦維持のため、ガザへの「武器の違法取引阻止」と「検問所再開放」の保証に向けた「取り組み強化」を各国に要請した。
このほか、エジプトの仲介案と進行中の国際社会の外交努力に歓迎の意を表した。
一方で、「ハマスのロケット弾攻撃」を名指しした記述は含まれなかった。
米英仏は前日の7日に即時かつ恒久的な停戦を求める議長声明案をアラブ諸国に提示したが、アラブ諸国は法的拘束力のない議長声明ではなく、拘束力のある決議案の採択を強く主張。米英仏は8日午前、声明案を格上げする形で決議案として改めて提示、その後の交渉でアラブ諸国側が、米国が受け入れを拒否していたリビア提出の決議案採決に踏み切る構えをみせたため、安保理の分裂を回避したい米欧側が歩み寄った。

