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【ガザ侵攻】穏健アラブ諸国の苦悩 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:イラク情勢
【エルサレム=黒沢潤】パレスチナ自治区のガザ地区を支配するイスラム原理主義組織、ハマスを武力でたたきつぶそうとするイスラエルの試みは、自治区のヨルダン川西岸を支配するファタハやエジプト、サウジアラビアなど、イスラエルがつなぎ止めておかなければならない反ハマスのアラブ穏健派諸国・勢力を苦しい立場に追いやっている。パレスチナ住民の犠牲が増大するとともに、アラブ大衆の世論が反イスラエル、事実上の親ハマスに染まり、その非難の矛先がこれらの穏健派指導者たちにまで向かい始めているからだ。
レバノンやイラクなどアラブ各地では4日も、イスラエル軍の攻撃に対し激しい抗議デモが繰り広げられた。4万人が集結したアフリカ北部モロッコの首都ラバトのデモでは、「ガザをドルのために売り渡した人物」と、アラブ穏健派で親米のムバラク・エジプト大統領までが断罪された。
エジプトは、ハマスと、ファタハのアッバス議長率いる自治政府との自治区分断状況を解消すべく、仲介しようとしてきた。ハマスはしかし、これに応じず、6カ月に及んだイスラエルとの停戦の延長を拒否、500発ものロケット弾などをイスラエルに撃ち込み、今回のイスラエルの攻撃を呼び込む結果となった。
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