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【ガザ空爆】レバノン侵攻で低下した「抑止力」回復も狙いか (1/2ページ)
【カイロ=村上大介】イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区への大規模空爆作戦は、同軍が遂行した2006年のレバノン侵攻作戦と重ね合わせてとらえられ始めている。その中で、今回の作戦には、ガザ地区を支配するイスラム原理主義組織、ハマスの基盤を徹底的にたたく直接的な目的とは別に、前回の作戦が不首尾に終わって低下した中東地域でのイスラエルの「抑止力」を回復する大目標もあるとの見方が出ている。
レバノン攻撃は06年夏に、同国イスラム教シーア派組織、ヒズボラ(神の党)がイスラエル軍兵士2人を拉致した事件が引き金となった。イスラエル軍は、ヒズボラの拠点を中心に猛空爆を加えたうえで、地上作戦も展開した。作戦は1カ月余りに及び、レバノン側に1000人を超す死者、イスラエル側にも110人を上回る死者を出した。
だが、ヒズボラはレバノン最強の軍事組織として生き残り、指導者のナスララ師は「われわれは戦略的、歴史的勝利を成し遂げた」と宣言した。少なくとも政治的にはヒズボラ側の勝利に終わったとの見方が一般的だ。
イスラエルは、中東地域で圧倒的な軍事力を維持して、他国の軍や武装組織の攻撃を「抑止」することを、安全保障戦略の根幹としている。
そのイスラエルも、レバノン侵攻作戦が頓挫して以降は、以前ほど恐れられなくなっていたようで、このところ、ハマスからのロケット弾攻撃も相次ぐようになっていた。
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