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ソマリア海賊“増長” 警戒海域外でのタンカー襲撃に衝撃 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:アフリカ
【シンガポール=宮野弘之】アフリカ東部のケニア沖で海賊に乗っ取られたサウジアラビアの大型石油タンカー「シリウス・スター」は18日、海賊が拠点とするソマリア中部のハラドヒアの港に入った。フランス通信(AFP)が伝えた。これまで海賊に乗っ取られた船舶の中で最大だったこと以上に、警戒していたソマリア沿岸200カイリ(約370キロ)から大きく離れた海域での犯行に、各国は衝撃を受けている。
同タンカーは現地時間15日朝、ケニア・モンバサの南東沖450カイリ(約830キロ)の公海上で乗っ取られた。これまで、ソマリアの海賊は小型のスピードボート数隻を使って襲撃していたが、ロイター通信によると、海賊は3隻のトロール船を保有しており、襲撃の“母船”として使うことで、活動海域をさらに広げたもようだ。身代金の獲得が目的とみられる。
シリウス・スター級のタンカーの場合、通常、海面から甲板までの高さは20メートル弱。だが、今回はサウジアラビアから200万バレルの石油を満載し、喜望峰回りで米国に向かう途中で、海面からの高さは10メートル程度に下がっていたとみられる。このため、海賊がロープやはしごを使って乗り込むことができたという。
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