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改良型ミサイルを発射 イラン 射程2000キロ
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【カイロ=村上大介】イランの革命防衛隊は9日、射程2000キロの新型中距離弾道ミサイル「シャハブ3」1発を含む9発のミサイル発射実験を同日行ったと発表した。革命防衛隊は、イランの核施設への攻撃を検討しているとされるイスラエルが先月、イラン空爆の「予行演習」を行ったとされることへの対抗措置であると表明した。
発射したのは、改良型のシャハブ3ミサイルのほか、射程400キロのゼルザルなど他の短距離ミサイル8発。シャハブ3は、イスラエルの全土を射程に収めている。
イラン国営テレビは、発射実験の光景を繰り返して放映し、実験成功を強調。革命防衛隊は8日から演習を開始していたという。
イランをめぐっては、国連安全保障理事会常任理事国とドイツの6カ国が、ウラン濃縮活動を停止した場合の「見返り案」を提示。イランは今月4日に回答したが、その後もウラン濃縮継続を表明している。
こうした中、過去にシリアで建設中とされた原子炉への空爆を実行したイスラエル軍が、イランの核施設攻撃を想定したとみられる演習を行ったことが判明。イラン指導部は攻撃されれば、イスラエルやペルシャ湾の米艦船を最初の報復対象とすると繰り返し表明しており、今回のミサイル発射実験は同国の報復能力の誇示を狙ったとみられる。
9日は主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)の最終日でもあり、イランへの圧力を強める米欧を牽制(けんせい)する思惑があった可能性もある。

