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ジンバブエ大統領選「野党勝利ならクーデターの恐れ」 国際シンクタンク指摘

2008.5.21 19:04
このニュースのトピックスアフリカ

 【ロンドン=木村正人】国際シンクタンク「国際危機グループ」(本部ブリュッセル)は21日、アフリカ南部のジンバブエで、6月27日に行われる大統領選の決選投票で野党候補が勝利した場合、ムガベ大統領を支持する軍事クーデターが起きる危険性が高まっているとの報告書を発表した。報告書は、南部アフリカ開発共同体(SADC)などの仲介で、与野党が挙国一致政府の樹立を目指すのが危機回避の最善策と提案している。

 大統領選は3月29日に行われ、5月2日にジンバブエ選挙管理委員会が結果を発表。野党、民主変革運動(MDC)のツァンギライ議長(得票率47・9%)がムガベ大統領(同43・2%)に勝利したが、過半数には達せず、決選投票が行われることになった。

 しかし、選挙後、選管委員の4分の3がクビになり、選挙の実務を担当した教師が「票を不正操作した」疑いで逮捕されたり、大統領支持者から襲撃されたりする事件が続発。100人以上が重傷を負ったとされる。MDCによると、野党支持者も襲撃され、死者は少なくとも43人に達したという。

 17日に帰国する予定だったツァンギライ議長は暗殺計画が発覚したとして訪問中の南アフリカでの滞在を延期し、決選投票に向け18日に予定していた党集会への出席を取りやめた。70年代に独立闘争を主導した退役軍人会の強硬派が決選投票前の大規模弾圧を準備しているという証言もある。

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