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サドル師「反米」旗印に才能発揮 イラク軍との戦闘終息 (3/3ページ)

2008.4.2 21:26
このニュースのトピックスイラク情勢
イラクの首都バグダッドで3月27日、サドル師の肖像を掲げて行進する支持者(ロイター)イラクの首都バグダッドで3月27日、サドル師の肖像を掲げて行進する支持者(ロイター)

 イランにより訓練されたSIICのバドル軍団とは異なり、マフディー(救世主)軍は戦後に数千人規模で組織されたが、現在は推計6万人の兵力を擁するとされる。親米姿勢に転じ、政府治安部隊への浸透を通じて影響力拡大と米軍撤退後の主導権を狙うバドル軍団とは対照的に、サドル師派は「反米」「反占領」を旗印として民兵を維持し、低所得者層への大衆的な支持を広げる。

 06年春に発足した本格政府では当初、マリキ首相を支えたが、米軍の撤退期限を設けることを拒否する首相とたもとを分かった。米軍がマフディー軍を「イラク最大の脅威」とみて標的とする気配をみせると、速やかに「停戦」を宣言し、同軍を潜伏させるなど政治的嗅覚(きゆうかく)は鋭い。欠落する宗教的権威を身につけるため、サドル師はいま、ファトワ(宗教裁定)を下せる立場を目指してナジャフで猛勉強中だと、側近は明らかにしている。

 まだ若いサドル師にとって、狙いはあくまでも米軍撤退後のイラクの主導権を握ることだ。そのためには軍事力の裏付けは欠かせない。今回、「民兵解体」を目標としたマリキ首相にとって、戦いはまだ「第一幕」が終わったに過ぎない。

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イラクの首都バグダッドで3月27日、サドル師の肖像を掲げて行進する支持者(ロイター)

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