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サドル師「反米」旗印に才能発揮 イラク軍との戦闘終息 (2/3ページ)

2008.4.2 21:26
このニュースのトピックスイラク情勢
イラクの首都バグダッドで3月27日、サドル師の肖像を掲げて行進する支持者(ロイター)イラクの首都バグダッドで3月27日、サドル師の肖像を掲げて行進する支持者(ロイター)

 サドル師は、イラクのシーア派聖地ナジャフの有力なイスラム法学者の家系に生まれた。父親は、大アヤトラ(シーア派法学者の最高権威)で、多くの信徒に敬愛されたムハンマド・サドル師(1999年に何者かにより殺害)。イラクのシーア派原理主義運動の創設者の1人だった大アヤトラ、ムハンマド・バーキル・サドル師(80年にフセイン政権下で処刑)はおじにあたる。

 しかし、サドル師はまだ30歳代前半で、本来、多数の信徒を率いる指導者が備えるべき法学知識も宗教的権威も持ち合わせていない。ナジャフの宗教学校時代はテレビゲームに興じ“落ちこぼれ”だったとの悪口も聞かれるが、それでも有力な家系を背景にサドル家の信徒に担ぎ上げられ、2003年のフセイン政権崩壊後、一気にシーア派社会の有力者の一角に躍り出た。

 フセイン政権時代にイランに亡命し、イラク戦争後に帰還したイラク・イスラム革命最高評議会(07年にイラク・イスラム最高評議会=SIIC=と改称)のハキーム師や、一時は米国からテロ組織の指定も受けたマリキ首相所属のダアワ党など、亡命シーア派反体制勢力がイラク戦後の空白を埋めようとする中、サドル師はサドル家支持者が結束する“旗印”となったわけだ。

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イラクの首都バグダッドで3月27日、サドル師の肖像を掲げて行進する支持者(ロイター)

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