ジャムに残るミナレット(尖塔=せんとう)の特徴は、その美しい壁面装飾にある。透かし彫りれんがが使われているほか、青タイルが随所にはめ込まれている。幾何学模様や植物などが緻密(ちみつ)に描かれ、当時の建築技術や文化水準の高さをうかがい知ることができる。塔の最上部には地上から2本のらせん階段で上がれる構造も特筆されるものだ。大半のタイルは、はぎ取られたが、塔の中央部分には当時の「青」が残り、ゴール朝最盛期の貴重な文化財となっている。