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テディベアにムハンマド 女性教師に恩赦
このニュースのトピックス:宗教
【ロンドン=木村正人】英BBC放送などによると、スーダンのバシル大統領は3日、イスラム教預言者ムハンマドの名前をクマの縫いぐるみ「テディベア」に付けさせたとして禁固刑を受けた英国人女性教師(54)に恩赦を与えた。釈放された教師は同日、英国への帰途に着いた。
剣を持ったイスラム教徒数百人が首都ハルツームで教師の「処刑」を求める騒ぎになっていただけにブラウン英首相は「安心した」と述べた。スーダン大統領府によると、教師は「イスラム教徒の感情を傷つけるつもりはなかった」と謝罪したという。
この問題は、ハルツームの英国系国際学校で教師が9月、7歳児にテディベアに名前を付けるよう指導したところ、23人中20人がムハンマドと付けた。現地学校関係者の抗議で、教師は先月25日逮捕され、29日、イスラム教に対する侮辱罪で禁固15日と国外退去の判決を受けた。
イスラム教ではムハンマドの偶像化は絶対に許されないとされる。今回の恩赦がバシル政権に火種を残す恐れを指摘する報道もある。
デンマークで起きたムハンマド風刺画騒動のドキュメンタリー番組を制作した同国のジャーナリスト、カーステン・キヤー氏(57)は産経新聞に「イスラム教の解釈はさまざまで、イスラムの国でもムハンマドの絵を見かけた。侮辱の意図があれば論外だが、原理主義勢力が騒ぎをあおっている面は否定できない。今回、イスラム系英上院議員が仲介に動いたように、政治と宗教を分離する世俗主義派の動きがイスラムと非イスラムの溝を埋めるかぎを握るだろう」と指摘した。