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【断層】潮匡人 朝日を読んでも、わからん!
北朝鮮の暴走が続く。わが国は、そして国際社会は、どう対応すべきか。国家基本問題研究所が先週金曜日に「全面制裁で北朝鮮の核開発を阻止せよ−いまこそ集団的自衛権と非核三原則の見直しを」との緊急提言を発表した。
産経と読売は翌朝刊で報じてくれたが、他社は黙殺を決め込んだかのようだ。一応は核実験を非難しつつも、同時に「敵基地攻撃論」や「核武装論」を戒める訳知り顔の「冷静」な論調だけが大手を振るう。拙論は右提言に譲り、ここでは小欄の務めを果たそう。
朝日新聞を俎上(そじょう)に載せる。核実験の翌朝、総合面に「挑発防げぬ国連決議」と題した署名記事を載せた。記事に特段の異論はない。問題は隣に載った社説である。題して「米中の連携で暴走止めよ」。中身も「米中の連携を促し」と説いただけ。
そもそも眼前の脅威を他国任せにして、どうする。これでは隣の記事が台無しだ。1面のコラム「天声人語」も、北を「無分別」と非難しただけ。暴走を止める具体策は1行もない。
30日付朝刊の解説コラム「ニュースがわからん!」も痛々しい。「敵基地攻撃能力を持てば(中略)抑止力につながる」との意見を「推進派はそう言うよね。でも」と退け、「どうすればいいの?」と問題設定した上で、こう締めた。「とにかく撃たせないことだ。国際社会が連携して、北朝鮮を暴発させない努力こそ必要だ」
まるで答えになっていない。たしか、国連決議でも挑発を防げないはず。なのに「どう(連携)すればいいの?」。これじゃ、朝日を読んでも、サッパリわからん!(評論家)
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