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【高英煥の眼 北朝鮮望遠】オバマ政権に期待する北 核放棄なくば“厳しい冬”も (1/2ページ)
オバマ氏が第44代米大統領に就任する。大統領選当時、米国初の黒人大統領当選のニュースに、米国や欧州、アフリカで歓喜の声が上がった。
彼の当選に平壌の雰囲気はどうだったのだろうか。オバマ氏当選を聞いた瞬間、1981年5月10日のフランスの記憶が鮮明によみがえった。社会党第1書記だったフランソワ・ミッテラン氏が仏大統領に当選した日だ。その日、北朝鮮外務省と在仏北朝鮮公館では「万歳!」がこだました。
この年の2月14日、ミッテラン氏が平壌を訪問した際、「もし自分が大統領に当選したら、北朝鮮と外交関係を結ぶ」と金日成主席に約束をしていたからだ。しかし、結果的にミッテラン政権下で北朝鮮とフランスとの外交関係は結ばれなかった。
歴史は繰り返されるという。オバマ当選のニュースに平壌はまた万歳を叫んだことだろう。
クリントン米政権のとき、もう少しで米朝国交正常化も核問題も北朝鮮が意図した通りになりそうだった。しかしその後、北朝鮮の指導者をピグミーにたとえたブッシュ氏が米大統領に当選し、すべてが水泡に帰した、その記憶が残っているので、今回の喜びはひとしお大きいだろう。
金日成氏は生前、北朝鮮の一般住民たちには、米国の共和党も民主党も、同じブルジョアで似たもの同士だと言っていた。しかし、外交官たちには、それでも共和党よりは民主党相手の方がうまくいくと言い、民主党とその議員らとの外交を強化するように指示した。
「金正日総書記と直接対話をする」というオバマ氏が米大統領に当選し、北朝鮮をよく知るバイデン次期副大統領に加え、クリントン前大統領夫人のヒラリー上院議員が次期国務長官に名を連ねており、北朝鮮が興奮するのは当然だ。
オバマ次期米大統領の就任後、北朝鮮は6カ国協議よりもかなり前から希望している米朝高位級会談の実現を試みよう。