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【明解要解】日韓メディアの「罪」 相手への反感あおり“拡大再生産” (1/2ページ)
「反日」「嫌韓」をテーマにした早稲田大学の洪●(ホンヒョン)客員研究員の「話の肖像画」(9月8日〜11日付)に対してさまざまな意見を頂いた。中には「韓国と付き合うから嫌な思いをする(だから付き合う必要はない)」という声もあったが、私はそう思わない。自由、民主主義などの価値観を同じくする隣国・韓国とは、協力すべき点は協力しなければならないからだ。洪氏は、日韓間には「火をつけて(反目を)あおる勢力がいる」という。“発火点”になることが多いのは日韓のメディアだ。麻生太郎内閣発足時の報道を例に問題点を探った。(特集部 喜多由浩)
産経新聞ソウル支局の水沼啓子記者の記事(9月24日付)によると、麻生氏が自民党総裁に選出されたことに対して、いくつかの韓国紙は「極右」という表現を使って警戒感をあらわにした。日本人から見れば、どう考えても麻生氏は「極右」(極端な右翼思想)ではない。組閣の際にも、特定閣僚を名指しで「妄言屋」という“枕詞(まくらことば)”をつけたり、実際は「核保有に関する論議」を主張しているにすぎないのに、「核武装を主張している」と事実誤認と思われる報道もあった。記事を読んだ韓国国民が日本にどんな感情を抱くか。考えずとも分かる。
こうしたワンパターンの韓国メディアの反日報道に日本人はうんざりしている。韓国メディアが、固定的な対日観を変えることはないのだろうか。
韓国の主要紙「東亜日報」の徐永娥(ソヨンア)東京支局長は、「個人的には、政権発足の段階で(麻生内閣を)『極右』と決めつけるには早すぎると思うが、逆に産経新聞が韓国のことを悪く書くこともあるでしょう。新聞社では、たとえ1人、2人の記者が違う意見を持っていたとしても、全体の論調はなかなか変わらない」と話す。また、京郷新聞の★弘旻(チョホンミン)東京特派員は、「私は(麻生氏を)『右翼性向の政治家』と書いた。批判すべき者に対しては批判するのは当然だが、客観的な視点で冷静に報道することが大事だと思う。ただ、植民地支配のしこりがまだ残っている中で、対日報道の論調を劇的に変えるのは無理ではないか」と悲観的な見方だ。
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