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北朝鮮 核実験から2年 非核化への道筋見えず
【ソウル=水沼啓子】国際社会に衝撃を与えた北朝鮮の核実験から9日で2年が経過した。核計画申告をめぐる米朝協議がヤマ場を迎える中、北朝鮮が7日に行った小型の短距離ミサイルの発射は、核弾頭搭載用のミサイル実験だったとの見方もある。北朝鮮は10日、朝鮮労働党創建63周年を迎え、重病説の流れる金正日総書記(66)が姿を見せるかに関心が集まっているが、この日、新たなミサイル発射を実施するとの憶測も流れている。
北朝鮮は2006年10月9日、地下核実験を実施したと発表した。北朝鮮側は「米国と同等の核保有国の地位を追及している」(北朝鮮高官)と主張するが、核保有国の仲間入りを国際社会に認めさせ、米国と対等の立場で核交渉などを有利に展開しようというのが狙いなのは明白だ。
これに対して、韓国の柳明桓・外交通商相は、国会国政監査の中で「北が(核保有国を)主張しても、私は認めない」と否定した。さらに、北朝鮮の核兵器について「見た人も検証した人もいない」とし、「検証してこそ、核能力があるかどうかがわかる」とその検証の必要性を強調した。
韓国国防省は、北朝鮮が保有するプルトニウムは40キロと推定しており、核弾頭6、7個分に相当する。またミサイルに搭載できる小型核弾頭の開発も進めているという。「2010年末には50〜70個の核爆弾を保有するようになる」といった核専門家の予想もある。
今月初めに訪朝したヒル米国務次官補との米朝協議の内容は公表されていないが、まず寧辺の核施設を検証し、ウラン濃縮や核拡散問題などに関する検証はその後に実施する案が提示されたという。韓国メディアは、こうした取り組みでは「百年河清をまつ」ようなもので、北の核問題は一向に解決できないと批判している。
北朝鮮の核実験から2年が経過したが、北朝鮮の非核化を最終目標に掲げる6カ国協議は遅々として進んでおらず、この間に北朝鮮は着々と核開発を進めてきたのが実情だ。

