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モノ言わぬ外交?モノ言えぬ外交? 終始笑顔の北朝鮮外相
このニュースのトピックス:金正日総書記
【シンガポール=藤本欣也】北朝鮮の朴宜春外相は24日、シンガポールで東南アジア友好協力条約(TAC)に調印した。米国からテロ支援国家の指定解除決定を取り付けた今、北朝鮮がソフトイメージを演出し国際社会の懸念一掃に重点を置いているのは明らか。朴外相は21日からの滞在中も笑顔を振りまくだけで、公式見解以上のことは“モノ言わぬ外交”に徹した。
朴外相は今回、公式訪問としてシンガポールに滞在しており、ジョージ・ヨー外相主催の夕食会のほか、昼食会にも招かれた。関係者によると、世界最大の観覧車「シンガポール・フライヤー」にも乗ってひとときを楽しんだという。
23日にはリー・シェンロン首相、ゴー・チョクトン上級相(前首相)とも会談した。ゴー上級相は朴外相に経済の開放政策を勧めるとともに、5月にリビアを訪問した経験を踏まえ、かつて米国からテロ支援国家に指定されていたリビアがいかに変わり、経済の自由化を進めようとしているかについて話をしたという。
朴外相は滞在中、6カ国協議非公式外相会合、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議に出席。ライス米国務長官や高村正彦外相とも短時間接触した。ただ、笑顔の一方で公式見解以外の発言はなかった。
北朝鮮において外交の実権を握るのは金正日総書記で、外相に権限はない。朴外相にとり今回は、参加に意義があり、実際には“モノ言えぬ外交”だった。




