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朝鮮戦争の謎「ソ連の安保理欠席」スターリンの証言判明

2008.6.26 21:24

 【ソウル=黒田勝弘】朝鮮戦争(1950ー53年)についてはこれまで、北朝鮮を非難する国連安保理に同盟国のソ連が欠席したことがナゾになっていたが、その理由は米国の参戦を誘導し、米国をアジアに介入させることでヨーロッパでの米国の力をそぐためだった、ということが明らかになった。

 これは韓国人の学者(金東吉・北京大教授)がロシアの研究者から提供された旧ソ連のスターリン関連極秘文書で確認したもので、韓国の中央日報25日付がワシントン発で伝えた。

 それによると当時のスターリン首相は開戦から2カ月後の1950年8月27日、チェコのクレメント・コトバルト大統領に送った極秘電文でソ連の安保理欠席の背景について「米国に安保理での(北朝鮮非難や国連軍派遣の)決議をしやすくしてやるためだった」とし「米国が中国や朝鮮半島に引き込まれれば、われわれがヨーロッパで社会主義を強化するため時間をかせぐことができ、勢力均衡で利益を得られるだろう」と述べているという。

 北朝鮮による韓国に対する武力南侵攻撃だった朝鮮戦争は、国際共産主義運動の一環として金日成が中ソの同意の下で始めた。しかし開戦直後、国連安保理でソ連が米国が主導する韓国支援の国連軍派兵に反対しなかったことが歴史的ナゾとして残っていた。

 中央日報は今回、スターリンの直接的な発言でその理由が明らかにされたのは初めてとしている。この極秘電文はロシア社会政治史文書保管所に保存され、その複写資料は米国の「ウッドロー・ウィルソンセンター」にも所蔵されているという。

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