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「北朝鮮は集団指導体制に移行」 金正日後継問題で韓国当局が分析
このニュースのトピックス:金正日総書記
【ソウル=久保田るり子】韓国国防研究院(KIDA)は北朝鮮の金正日総書記が死亡した後の権力構造について分析、多くの北朝鮮専門家が金総書記が自然死した場合は「北朝鮮は集団指導体制に移行する」との見方を示した。
非公開論文「北朝鮮の金正日後継体制と対米政策の展望」でポスト金正日体制を分析したのは、KIDAの北朝鮮体制・軍事専門家の白承周・国防懸案チーム長。韓国内の北朝鮮研究者45人に書面調査したところ、金総書記の自然死後は22人が「集団指導体制」を予測した。
後継問題で重要な要因は金総書記の死亡の経緯や権力構造などだが、後継者の権力基盤やカリスマ性、政策能力からみて、次期体制は一人の独裁者による体制樹立が失敗する可能性を指摘した。45人に対する調査で後継者として最有力だったのは次男、金正哲氏(26)で、次に長男、金正男氏(37)、3番目に義弟、張成沢氏(62)だった。
一方、白承周チーム長は、金総書記の生死とは関係なく権力交代が5年以内に起きる場合、現在の権力基盤が強い、張成沢氏と金正男氏を有力視した。張氏は金総書記の父である金日成主席の死後、朝鮮労働党組織指導部第一副部長を務め党−政−軍の掌握率が高い。金正男氏の場合は十代半ばから国家安全保衛部などの公職に就き、現在、張氏の後ろ盾を背景に政治力がある、との見方だ。
しかし権力交代が5年以降であれば、金総書記の信頼を得ている次男の金正哲氏や三男の金正雲氏(25)が、実母、高英姫さん(故人)の息のかかった勢力を背景に政治力を伸ばして後継者になる可能性が高くなるとした。
論文は米政府が注目、KIDAの了解を得て米公務員が閲覧できるインターネットサイトに公開された。