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【グローバルインタビュー】「核交渉は北朝鮮のワンサイドゲーム」  (1/4ページ)

2008.5.25 12:32
このニュースのトピックスグローバルインタビュー
キャロリン・レディ前国家安全保障会議(NSC)不拡散問題担当部長(スコット・スチュワート撮影)キャロリン・レディ前国家安全保障会議(NSC)不拡散問題担当部長(スコット・スチュワート撮影)

 米政権で昨年末まで核兵器などの拡散防止を担当したキャロリン・レディ前国家安全保障会議(NSC)不拡散問題担当部長は産経新聞のインタビューに対し、北朝鮮が近く行う核計画の申告に関し、海外への核拡散とウラン濃縮による核計画をプルトニウムによる核計画と切り離す案を昨年秋、ブッシュ大統領が拒否したことを明らかにするとともに、再び米政府が容認する姿勢を示していることを批判した。また、米政府内で不拡散関係部門が重要な意思決定から排除されたと証言した。(ワシントン 有元隆志)

■不拡散関係部門の排除

 「ジョゼフ国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)が(2007年1月に)辞任する前のことだった。われわれは政権の不拡散関係部門が政策決定から急速に外されていくのを目の当たりにした」

 ジョゼフ氏は前任のボルトン前国連大使とともに対北朝鮮強硬派として知られていた。06年10月に北朝鮮が核実験を行ったことを受け、ブッシュ政権は中東だけでなく朝鮮半島でも緊張が高まることを防ぐため、北朝鮮との直接交渉にカジを切る。

 07年1月にベルリンで、6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が北朝鮮首席代表の金桂寛外務次官と会談。マカオの金融機関バンコ・デルタ・アジア(BDA)で凍結されていた北朝鮮関連口座の約2500万ドルの返還に同意する意向を伝えた。

 「不拡散関係部門は金融面での北朝鮮締め付けなどを提唱し、成功を収めてきたが、残念なことに政権首脳部は、協議進展の妨げとなるとみなしたことは明白だ。不拡散担当者らが重要会議から外されることが顕著になった。国防総省も強硬な姿勢をとっていたため影響力が減少した。省庁間の政策調整は崩壊し、国務省の地域担当者たちの間ですべてが決められるようになった」

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キャロリン・レディ前国家安全保障会議(NSC)不拡散問題担当部長(スコット・スチュワート撮影)
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