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韓国で狂牛病パニック
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【ソウル=久保田るり子】牛の骨や内臓をじっくり煮て作るコムタン、ソロンタンが大衆食の韓国で、6月からの米国産牛肉輸入全面開放を前に“狂牛病(BSE、牛海面状脳症)パニック”が起きている。輸入反対と政府批判のロウソク・デモが連日、ソウル市庁前を埋め尽くしている。
きっかけは、先月末に放映されたテレビ人気報道番組。「韓国人は狂牛病を発病しやすい」などと危険性をあおり、これに刺激された人気女優が「頭のなかがスカスカに…。狂牛病の牛の骨を輸入するくらいなら青酸カリを飲んだほうがまし」とホームページに書いてネット世論に火が着いた。
米韓牛肉交渉は先月18日、米韓首脳会談前日に妥結した。首脳会談の主要テーマだった米韓自由貿易協定(FTA)の早期批准問題で牛肉市場開放を求められていた韓国は、米韓関係重視の観点もあって開放合意に踏み切った。
李明博政府は米国産牛肉の安全性を強調、パニック鎮静化に懸命だが収まる気配がない。大統領選大敗以来、色を失っていた野党・統合民主党が俄然、政府攻勢に出ている。