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韓国総選挙、投票始まる 与党優勢160〜170議席確保か
【ソウル=久保田るり子】韓国の総選挙(定数299)の投票(有権者数・約3780万人)が9日午前、全国一斉に始まった。投票は午後6時で締め切られ即日開票され、今夜半には大勢が判明する。総選挙では、与党ハンナラ党が国政で安定した議会運営のできる過半数150議席を確保できるか、あるいは野党・統合民主党が改憲阻止ラインの100議席を確保できるかが焦点だ。
ハンナラ党の姜(カン)在渉(ジェソプ)代表は「新しい韓国を作ろうとする勢力と、停滞と挫折に彩られた失われた10年を守ろうとする勢力の争い」と主張、一方の統合民主党の孫(ソン)鶴圭(ハッキュ)代表は「ハンナラ党と李明博大統領は圧倒的多数で独走を考えているのではないか。一党独裁を阻止し民主主義を守ろう」と訴えた。
情勢は与党優勢で、各種世論調査では160〜170議席を確保するとみられているが、首都圏(111議席)の50あまりの選挙区が激戦区で、与野党の接戦が展開されており、その動向が注目されている。
ソウル市内では与野党の大物議員の激突が話題で、「ソウルの永田町1番地」と呼ばれる鍾路選挙区では李大統領側近のハンナラ党、朴振パク・ジン議員(51)対統合民主党の孫鶴圭代表が対決するほか、大統領候補だった野党の鄭(チョン)東泳(ドンヨン)・元統一相と、与党で現代グループ創始者の6男、鄭(チョン)夢準(モンジュン)ハンナラ党最高委員が一騎打ちとなり、国民的な関心が集まっている。
韓国国民は昨年末の大統領選挙で保革逆転を選択したが、その後の李明博政権の国政運営では、人事の不手際や党内紛争に批判が集中し、李大統領の支持率は40%台まで低下した。この結果、投票日直前になっても、支持候補者や政党を決めていない浮動票が首都圏を中心に全体の40〜50%を占め波乱要素となっており、投票率も史上最低の50%台に落ち込むことが懸念されている。


