MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

北朝鮮が「南北対話の中断」を宣言 軍事的対応措置も

2008.4.3 20:57
このニュースのトピックス韓国

 【ソウル=久保田るり子】北朝鮮は3日、韓国軍高官の発言に謝罪を求めていた問題で韓国がこれを拒否したことに対抗、「すべての南北対話の中断」を宣言し、「軍事的対応措置を取る」などと李明博政権に強い警告を発した。李大統領は3日、北朝鮮による連日の強硬な態度を批判。双方の立場は真っ向から対立しており、北朝鮮が実際に軍事的緊張をエスカレートさせる可能性がある。

 北朝鮮が先月末から問題にしているのは、先月26日の金泰栄(キム・テヨン)合同参謀本部議長の国会答弁。金議長は北朝鮮の小型核兵器への対応を聞かれた際に、「重要なことは敵の核保有の場所を確認し打撃すること」と答えた。

 北朝鮮の謝罪取り消し要求に韓国国防部は「先制攻撃論」ではないと否定し、2日、北朝鮮の「恣意(しい)的な解釈」に遺憾を表明する通知を北朝鮮軍に送った。李大統領は3日、北朝鮮の謝罪要求に関して、「(合参議長発言は)国会議員に聞かれて応えた当然の答弁だ」と、北朝鮮への譲歩の余地はないことを明言した。

 北朝鮮は3月末から連日、韓国批判を続けており、1日には李大統領を初めて名指しで非難、「逆徒」と呼ぶなどキャンペーンを強めている。北朝鮮が李政権批判を強める最大の理由は、「核放棄が前提」とする“核問題への介入”や、米韓同盟を重視する李政権の対北姿勢へ警戒感が背景にあるとみられ、この時期の緊張醸成も4月後半を米韓首脳会談への牽制(けんせい)の意味が大きいと観測されている。

 一方の韓国は李大統領が3日、一連の北朝鮮の攻撃に初めて言及、李政権は対話を求め、「胸襟を開く」としたうえで、「スローガンではなく実質的に進めるべきだ」などと「実用主義」を主張した。伝統的なイデオロギーに縛られない現実対応の李政権は、北朝鮮政策で柔軟路線に変化するとの見方があったが、現状ではむしろ原則論が強まっている。

 韓国では、北朝鮮が李政権スタイルを受け入れる可能性は低いとの見方が大勢だ。このため、短距離ミサイルの再発射や南北の海上境界線である北方限界線(NLL)侵犯など、挑発行為を警戒している。また、毎年この時期に実施されてきた韓国による対北人道援助の肥料支援は、対立激化で先送りされる可能性が出てきた。

PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。