ニュース: 国際 RSS feed
北朝鮮が短距離ミサイル数発を発射
このニュースのトピックス:韓国
【ソウル=久保田るり子】北朝鮮は28日午前10時30分ごろ、黄海上で短距離ミサイル数発を発射した。ミサイルの種類など詳細は不明。韓国の聯合ニュースによると、韓国政府当局者は同日、北朝鮮が発射したのは対艦ミサイル「スティックス」3発前後だと明らかにした。そのうえで、同当局者は「韓国軍が北朝鮮軍の動向を綿密に注視している」と述べた。韓国政府は非常警戒体制をとるとともに、ミサイル発射の背景を分析している。
現在、北朝鮮は冬期軍事訓練中で、ミサイル発射は訓練の一環との見方がある一方、北朝鮮が、核放棄を求める李明博政権の対北政策に反発、27日に開城工業団地で韓国政府職員を追放したことなどから、韓国政府への威嚇との観測も出ている。
これに先立ち、北朝鮮は25日午前から26日にかけ、北朝鮮・西南部、南浦沖の海上一帯の民間船舶に航行禁止措置を通告、短距離の対艦ミサイルを装着した150トン級の誘導弾高速艇を待機させるなどの動きを見せたため、韓国軍が非常警戒体制を敷いたが、結局、発射は行われなかった。
一方、朝鮮中央通信は28日、外務省報道官談話としてウラン濃縮やシリアへの核協力に関連、「米国が引き続き根拠のないことを指摘するならば、核無能力に深刻な影響が及ぶこともある」などと警告した。米韓両国は李明博大統領の4月訪米を前に北朝鮮の核問題解決や核施設申告問題に連携を強めており、北朝鮮はこれにも反発を強めている。