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公認問題で混乱 韓国の李政権 総選挙に黄信号

2008.3.19 18:24
このニュースのトピックス韓国
 「3・1独立運動」記念式典で演説する韓国の李明博大統領=1日午前、ソウル市内(共同) 「3・1独立運動」記念式典で演説する韓国の李明博大統領=1日午前、ソウル市内(共同)

 【ソウル=黒田勝弘】韓国の李明博新政権の与党ハンナラ党が4月9日投票の総選挙(国会議員選挙)を前に候補公認問題で大もめしている。不満議員の脱党や独自出馬の動きもあり混乱の様相だ。李大統領は新政権の基盤固めのため総選挙での圧勝をもくろんできたが、このままでは過半数確保さえ難しいとの声まで出始めている。

 スタートからまだ1カ月もたっていない李政権は、まず看板の“経済”が国際的な環境悪化から苦しい展望になっている。これに加え与党“分裂”という状況で、早くも厳しい局面にぶつかっている。

 今回のハンナラ党の内紛は、現職議員が多数、公認からはずされたことから起きた。

 国会議員の定数は299でハンナラ党の現職議員は過半数に満たない128人。今回、約4割が公認漏れになり、多くが大統領候補指名選挙の際、李明博氏ではなく対抗馬の朴槿恵氏(前党代表)を支持した人たちだった。また新たな公認候補も李明博派が圧倒的で朴槿恵派は3割にも満たないといわれる。朴槿恵派は李明博派による“報復”と強く反発している。

 大統領中心制で4年任期が保証されている韓国の総選挙では毎回、世代交代を理由に議員の入れ替えは多い。前回の選挙でも約4割が新人議員だった。しかし今回は、朴槿恵派への冷遇が目立つ。

 これまで朴槿恵派は党内では李明博派に拮抗する勢力を持ち、大統領候補指名選挙でも善戦している。公認問題は派閥争いの第2ラウンドにあたる。

 李明博派はこの際、政権獲得の論功行賞もあって、自派を多数公認することで党内基盤を固めようとするものだ。

 しかし、ハンナラ党の現職議員たちが脱党し独自出馬した場合、ハンナラ党の支持票分散は避けられない。野党・統合民主党との争いでハンナラ党候補は間違いなく不利になる。

 李明博政権およびハンナラ党への失望が広がっており、統合民主党にとっては大統領選惨敗からの立ち直りのチャンスが早くも到来したかたちだ。

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 「3・1独立運動」記念式典で演説する韓国の李明博大統領=1日午前、ソウル市内(共同)
ソウルの青瓦台で、新閣僚が出席した初の閣議を開く李明博大統領=3日午前(聯合=共同)
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