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【北朝鮮画像】住民が告発する「実態」…衝撃雑誌「臨津江」

2007.12.2 12:22
このニュースのトピックスウイークエンド「MSN産経ニュース」
公設市場には「簡易食堂」が姿を見せ始め、またたく間に各地に広がった。一般市民や軍人が食事をむさぼる=2005年4月、平安南道安州郡(リ・ジュン記者撮影、アジアプレス提供)公設市場には「簡易食堂」が姿を見せ始め、またたく間に各地に広がった。一般市民や軍人が食事をむさぼる=2005年4月、平安南道安州郡(リ・ジュン記者撮影、アジアプレス提供)

 エネルギー難、盗品市場、食料横流し…。北朝鮮の内情を北朝鮮住民自身の手で取材して伝える隔月刊雑誌「臨津江」(リムジンガン)が11月20日、ソウルで創刊された。官製メディア以外の取材活動をスパイ行為として厳しく取り締まる北朝鮮で、カメラに収められた“真実”は強い説得力を持つ。「住民記者」が撮影した北朝鮮の素顔は−。

 掲載されている写真は、北朝鮮のエネルギー事情の悪化を克明に浮き彫りにしている。現在、核施設無能力化の見返りとして米、中など各国から重油が供与されているが、それも軍を優先に回され、社会のインフラを支えるエネルギーは欠乏したままだ。

 そのため、有数の都市である清(チヨン)津(ジン)では昨年秋、公共水道が停止。市内には水を求めてポリタンクを持って歩き回る市民が目立ち始めた。

 「一般国民の生活水準はアジアの最貧国並み」と指摘されるこの国では、国境警備の銃口も外国からの違法入国者ではなく、自国民に向けられている。脱北によるヒト・情報の流出、流入と密輸を防止するためだ。

 一方で、市場は盗品や横流し品であふれ、「簡易食堂」と呼ばれる食堂も増えている。

 生々しい実情を伝える「臨津江」。その取材スタッフは日本人ジャーナリスト、石丸次郎氏(45)が基礎から指導。生命の危険をかけた写真を掲載して、年内に英語版と日本語版の発刊も準備している。

 「臨津江」への問い合わせや購読申し込みはrimjingang@asiapress.org

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公設市場には「簡易食堂」が姿を見せ始め、またたく間に各地に広がった。一般市民や軍人が食事をむさぼる=2005年4月、平安南道安州郡(リ・ジュン記者撮影、アジアプレス提供)
市場では、利潤を得るために知恵を絞ったあらゆる商品が出現する。アイスキャンディーのような高額菓子の「エスキモー」(中央)もその1つ=2002年8月、両江道恵山市(安哲記者撮影、アジアプレス提供)
平壌市内の路上で空きびんやペットボトルを集める女性。貧しさからではなく、平壌では、廃品回収→再利用→再加工、輸出のリサイクルが成立していることを示す。朝鮮労働党や政府とは無縁の「民衆自立経済」の現場だ=2007年8月、平壌市船橋区域(リ・ジュン記者撮影、アジアプレス提供)
平壌市中心部の大通りでは、夕方になると三々五々、荷物を背負った人々が集まり始める。退社時間に合わせた物売りの群れだ=2007年8月、平壌市楽浪区域(リ・ジュン記者撮影、アジアプレス提供)
北朝鮮の全国津々浦々にある市場は、90年代の大飢饉を乗り切るため、人々が生み出した=2000年、咸鏡北道茂山(全哲民記者撮影、アジアプレス提供)
化学工場内に入り込み、散らばった化学肥料を拾い集める子供。田植えの時期、化学肥料は高値で取引される=2005年4月、平安南道安州郡の南興青年化学連合企業所(リ・ジュン記者撮影、アジアプレス提供)
警備につく前に銃器を点検する国境警備隊員たち。その銃口は、国境の向こう側ではなく、自国民に向く。脱北と密輸の防止が目的だという=2002年夏、中朝国境豆満江上流(石丸次郎氏撮影、アジアプレス提供)
深刻なエネルギー不足でインフラは機能せず、北朝鮮特有の都市である清津でも公共水道の給水がストップ。住民は井戸などからポリタンクに水を蓄えて生活している=2006年10月(リ・ジュン記者撮影、アジアプレス提供)
市場で売られる日本の支援食料。本来、一般流通するはずのない、支援食料も、政府や軍、一般企業の幹部による横流しによって売買される。不正、腐敗は深刻だ=2005年4月、平安南道安州郡(リ・ジュン記者撮影、アジアプレス提供)
電球、バッテリー、電気コードなどあらゆるものが並ぶ市場。工場や職場からの盗品と中国製品などが渾然一体として売られる=2002年8月、両江道恵山市(安哲記者撮影、アジアプレス提供)

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