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「患者でもないのに…」金総書記の真意は?
このニュースのトピックス:金正日総書記
【ソウル=黒田勝弘】平壌での韓国との南北首脳会談で健康問題に関心が集まっている金正日総書記が3日、盧武鉉大統領との第1回会談の冒頭で自らのことを「患者でもないのに…」と発言し、真意をめぐって観測が飛び交っている。
この発言は会談冒頭のあいさつの際、盧武鉉大統領が前日の平壌到着にあたっての歓迎に感謝を表明し「金正日国防委員長にまで直接、出迎えていただき感謝している」と述べたことに対するもので、金総書記は微笑しながら「大統領がこられるというのに、患者でもないのに家でのんびりしているわけにはいかない」と述べた。
軽い感じの対話だったが、金総書記がわざわざ「患者でもないのに」と述べたことについてソウルでは、前日の歓迎式での金総書記の様子を日本や韓国のマスコミが「健康に問題がありそうだ」と伝えたことに対する“反論”ではないかとの観測がもっぱらだ。
また盧武鉉大統領が前夜の歓迎晩餐(ばんさん)会での乾杯の音頭で「平和も経済協力もうまくいくためには金正日国防委員長が長生きし健康でなければならない」と述べたことも関係しているとみられている。
今回の発言は金総書記として「自分は病人ではない」と強調したものだが、この“こだわりぶり”は逆に健康問題で外部の関心をそらそうとしているようにも受け止められており、健康をめぐる“疑惑”はおさまりそうにない。