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「独統一」阻む英仏、民主化止められず 旧ソ連秘密文書が語る壁崩壊 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:欧州
【ロンドン=木村正人】「いっそ壁をわれわれの手で壊したらどうだ」「西側はドイツ再統一を望んでいない。ソ連を動かして阻止しようとしている」。東西ドイツを分断していたベルリンの壁が1989年11月9日に崩壊する直前、ゴルバチョフ氏ら当時のソ連指導部が東独で高まる民主化要求に圧倒される様子が旧ソ連機密文書で明らかになった。英仏首脳は再統一を阻むため極秘裏にゴルバチョフ氏に働きかけたが、“ドイツ国民”の自由と再統一への希求を封じ込めることはできなかった。(肩書きなどは当時)
機密文書は、ソ連書記長、最高会議議長、初代大統領を務めたゴルバチョフ氏の各国首脳との会談、ソ連指導部の会議内容を記録したもので推定5万ページ、ドイツ関連だけでも1300ページに及ぶ。ソ連が崩壊した91年末、同氏がゴルバチョフ財団に移した。同財団で研究していたロシア人学生パベル・ストロイロフ氏(26)がひそかに複写して英国に持ち込んだ。
同文書やストロイロフ氏によると、東独で「自由選挙・旅行の自由」を求める「月曜デモ」が20万〜50万人に達したのを受け、ホーネッカー氏に代わって国家評議会議長に選ばれたクレンツ氏が89年11月1日、モスクワを訪れた。ゴルバチョフ最高会議議長と対応を協議するためだ。
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