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「ユーロ」10年 EU各国の明暗
このニュースのトピックス:金融危機
【パリ=山口昌子】欧州単一通貨ユーロが1日で、誕生から10周年を迎えた。スロバキアが同日、ユーロ圏に参加したことで導入国も16カ国となった。しかし、フランスでは国民の約半数が買い物時に旧自国通貨のフランに換算するなど、市民生活にユーロが十分に浸透していないほか、欧州連合(EU)加盟27カ国のうち英国、デンマーク、スウェーデンなどはユーロを導入しておらず、各国の対応はさまざまだ。
中・東欧の新規加盟の10カ国のうちでは、「経済の優等生」とされてきたハンガリーが経済危機で国際通貨基金(IMF)からの資金注入を受け、「財政赤字は国内総生産(GDP)の3%以下とする」と定めたユーロ参加の条件をクリアできず、参加延期を余儀なくされた。ポーランドは参加目標年を2012年、ルーマニアも14年に設定して努力してきたが、世界的不況の前でこうした夢もかすれがちだ。
一方、スペインはEU加盟国の中でもこの数年、高度成長を続けてきたが、成長率が落ち始めたところに金融危機の打撃をもろに受け、「ユーロを維持していけるのか」などの声が漏れている。
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