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仏大統領、ダライ・ラマと会談 懸念を共有 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:チベット
【ベルリン=黒沢潤】欧州連合(EU)の議長国、フランスのサルコジ大統領は6日、ポーランド北部のグダニスクで、チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世と会談した。大統領は会談後の記者会見で、チベット情勢に関するダライ・ラマの懸念を欧州が共有していると強調。これに対し、中国は激しく抗議した。
サルコジ大統領とダライ・ラマの会談は、30分にわたって行われた。大統領は「仏大統領として、EU議長として(誰と会談するかは)私の自由だ」と述べ、再三にわたる中国政府からの非難を一(いつ)蹴(しゆう)。その上で「(ダライ・ラマの)懸念を欧州も共有している」と強調した。フランス通信(AFP)によれば、EU議長がダライ・ラマと会談するのは今回が初めてという。
会談が中仏貿易などに悪影響を及ぼすとの懸念も出る中、大統領は「事態を大げさにする必要はない」と中国に強くクギを刺した。
大統領は一方、ダライ・ラマがチベットの独立を求めていないことを改めて確認。中国とチベットの対話が重要との認識でも一致したという。
大統領は今年8月、中国政府に配慮する形で、北京五輪の開会式に出席した。ダライ・ラマが同月に訪仏した際にも自分の代わりに、歌手のカーラ・ブルーニ夫人を面会させ、仏国内や欧州世論から批判を浴びていた。これに対し、メルケル独首相やブラウン英首相らは昨秋から今春にかけて、中国側の抗議にもかかわらず、ダライ・ラマとの会談を相次いで実現させた。
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