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「大飢饉はソ連の虐殺」 露とウクライナ 歴史論争が再燃 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:ロシア・CIS
【モスクワ=佐藤貴生】旧ソ連当時の1930年代にウクライナで起きた「大飢饉(ききん)」をめぐり、ウクライナとロシアの歴史論争が再燃し、両国関係が険悪化の気配をみせている。「飢饉はソ連によるウクライナ人民のジェノサイド(大量虐殺)だった」と主張するウクライナ政府は18日から飢饉75周年の記念式典を開くが、メドべージェフ露大統領は出席を拒否した。ウクライナとグルジアの加盟候補国入りを協議する北大西洋条約機構(NATO)外相会合が12月に迫っていることもあり、双方の駆け引きは一段と激化しそうだ。
インタファクス通信などによると、式典は18日にウクライナ各地で開幕。最終日の22日の国際フォーラムには、ロシアに批判的なポーランドやバルト3国、グルジアから大統領が出席する予定だ。
ウクライナのユシチェンコ大統領は、「研究者のおかげで大飢饉は大量虐殺だったという明らかな証拠が発見された。共産主義体制はウクライナ人を根絶やしにするつもりだったのだ」と主張、19日には自ら学校を訪れて大飢饉に関する授業を行い、そのもようはテレビ放映される見通しだ。
こうした動きにメドべージェフ露大統領は、「飢饉ではロシア人もカザフ人もベラルーシ人も死亡した。ウクライナ人だけが犠牲になったというのは一方的な論理で歴史的事実に反する」とする書簡を送り、ユシチェンコ大統領に反論。NATO加盟候補国入りのため欧米の目を引きつけようとしていると非難した。