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【金融危機】小さな金融大国アイスランド破綻の恐れ (1/3ページ)
このニュースのトピックス:欧州
世界最北の島国アイスランドが金融危機の激震に見舞われている。同国の高金利に海外マネーが吸い寄せられ、国内銀行の総資産は国内総生産(GDP)の10倍に。1人当たりのGDPでも富裕国に仲間入りした。しかし、バブルが破裂し自国通貨は暴落、銀行は国有化され「国家崩壊」の恐れもある。人口32万の“小さな金融大国”の破綻(はたん)を検証した。(ロンドン 木村正人)
昨年9月、「13%超(当時)の政策金利は危険すぎないか」という記者の質問に当時、アイスランド中央銀行幹部は「国内銀行やカード会社の全口座は中央データベース(CDB)で集中管理しており、カネの動きは一目瞭然(りょうぜん)。適切な金融政策を打てる」と胸を張った。
カードの普及で現金の流通量がGDPの1%と世界で最もキャッシュレスに近づいた同国は「小国開放経済の成功モデル」ともてはやされた。貨幣にタラやカラフトシシャモが描かれる国の基幹産業は輸出の7割を占める漁業だ。欧州最貧国だった1970〜80年代に、漁獲量や石油ショックに影響され30〜50%のインフレを経験。経済の安定を図るため政府は90年代、市場自由化と民営化を進めた。94年には欧州経済地域(EEA)にも加盟した。
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