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サンローラン・コレクション競売に 美術家ら垂涎

2008.9.27 10:57
このニュースのトピックス欧州

 【パリ=山口昌子】6月1日に死去したフランスの世界的デザイナー、イブ・サンローラン氏の公私のパートナーであるピエール・ベルジェ氏が2人で集めた全美術品を競売会社クリスティーズを通して競売に出すことが明らかになった。仏紙ルモンドが26日、報じた。

 ベルジェ氏によると、1970年代から収集を始めた美術品は700点余り。絵画部門のピカソやセザンヌ、マティス、マネ、ゴーギャンらの作品はパリのオルセー美術館やピカソ美術館にも何度か貸し出されており、世界中の美術関係者や収集家が狙っている逸品ばかりだ。アフリカや中国の彫刻などの珍品もある。

 専門家の試算によると、売却総額は3億ユーロ(約465億円)とも5億ユーロ(約774億円)ともいわれている。

 競売が行われるは、パリの大展示場、グラン・パレで来年2月23、24、25日の3日間。すでに問い合わせが殺到しているという。

 ベルジェ氏は「ノスタルジーを嫌悪する」と述べ、サンローラン氏との約50年にわたる共同生活の思い出を一掃するために全作品の競売を決心したという。「収集品の消滅はそれほど重大なことでない」と競売に出す心境を語っている。

 手元に残すのはパリの自宅の居間に飾られているアンディ・ウォーホールによるサンローランの肖像画だけという。

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