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露軍が停戦条件に違反し侵攻 米は支援本格化 グルジアで火花

2008.8.15 00:44
このニュースのトピックスロシア・CIS
14日、グルジア中部ゴリで警戒に当たるロシア軍兵士(共同)14日、グルジア中部ゴリで警戒に当たるロシア軍兵士(共同)

 【モスクワ=遠藤良介】グルジア紛争は14日、ロシア軍が先に合意した停戦条件に反し、グルジア中部まで部隊を侵攻させ続けていることが明白となった。国際社会が調停の動きを本格化させている中、停戦合意の実効性に大きな疑問符がつけられた形だ。一方、グルジアの首都トビリシには人道支援物資を積んだ米軍のC17輸送機が到着。米国が本格的なグルジア支援に乗り出したことで、グルジア領内で米露両軍が対峙(たいじ)する構図が鮮明となった。

 ロイター通信などによれば、ロシア軍は14日の時点で首都から北西約60キロのゴリのほか、西部のポチ、セナキ、ズグディディに駐留しているもようだ。ポチからは撤退を開始したとの報道もあるが、情報は錯綜(さくそう)している。ポチには14日に戦車部隊が入ったほか、ズグディディには戦車や装甲車など100両以上が集結しているという。

 メドベージェフ露大統領は12日、サルコジ仏大統領の停戦調停に応じ、交戦前の位置まで部隊を撤収させることに同意していた。グルジアは、ロシア軍が停戦合意に違反し、ゴリなどで略奪行為を働いていると批判している。

 他方、メドベージェフ大統領は14日、クレムリン(露大統領府)でグルジアの独立派地域であるアブハジア自治共和国と南オセチア自治州の指導者と会見、「住民のいかなる決定も支持する」と述べ、独立を承認する用意があることを言明した。

 【パリ=山口昌子】フランスのサルコジ大統領は14日、仏南部ブレガンソンでライス米国務長官と会談、グルジア情勢を討議した。ライス長官は15日にトビリシ入りする。

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14日、グルジア中部ゴリで警戒に当たるロシア軍兵士(共同)
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