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プーチン親衛隊に異変! 薄まる政治色 解体の危機 (1/3ページ)
ロシアのプーチン前大統領を崇拝し、反政権派の駆逐を目的としてきた官製青少年団体「ナーシ」(「我らの」の意)に異変が起きていた。西部トベリ州のセリゲル湖で先月行われたサマー・キャンプの参加者は大幅に減少し、政治色も薄まりつつあった。メドベージェフ大統領への権力継承が無事終わって政権転覆の恐れが遠ざかった今、指導部は10万人もの動員力を誇った青少年団体の緩やかな解体に動いているようだ。(モスクワ 遠藤良介)
キャンプ参加者激減
湖畔に並ぶ1000以上のテントで、10〜20代の中核メンバーら4000人が先月中旬、2週間の集団生活を送った。今年で4回目。軍事教練を彷彿させる朝の集会やマラソンは残っていたが、昨年、至る所で見られたプーチン氏の肖像写真は皆無に近く、メドベージェフ氏のものは全く目につかなかった。反政権派の集会予定場所を先回りして占拠したり、その集会を「せん滅」する訓練も見られなかった。参加者は昨年の1万人から激減した。
参加者たちは、「国家近代化」「ロシア正教(の振興)」「慈善活動」「建築」といったプロジェクトごとに分割され、テントで御用学者や専門家の講義を聞いていた。キャンプ場内では「タラント」と呼ばれる独自通貨を使用し、模擬市場での取引を学ぶ企画もあった。
幹部のボグダンツェフ政治委員(23)は、「プーチン氏が2020年までの国家発展計画で示した通り、今のロシアに必要なのは国家経済の近代化だ。われわれは多くの街頭政治のプロを生んできたが、重点は徐々に“室内政治”に移りつつある。キャンプでは企業とも協力しての学習プログラムに力を入れている」と説明する。
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