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【グローバルインタビュー】原子力覇権狙うロシアの戦略は? (1/5ページ)
地球温暖化と石油価格の記録的高騰を受け、発電過程で二酸化炭素(CO2)を排出しない原子力を見直す動きが世界的に進んでいる。そんな中、石油、天然ガスに続き、原子力で「エネルギー帝国」の構築を狙っているのがロシアだ。昨年12月には国内約85社の原子力関連企業を統合した国策企業「ロスアトム」が発足し、新興国を中心に猛烈な勢いで原発建設を受注している。同社のセルゲイ・ノビコフ報道官に、ロシアの原子力戦略と問題点について聞いた。(モスクワ 遠藤良介、写真も)
−−ロシアによる原子力発電所の建設計画は
「国内では、特別なプログラムが策定され、それによれば2015年までに10の原子炉が完成し、さらに10の原子炉が建設段階になくてはならない。このプログラムの枠内だけで、1兆5000億ルーブル(6兆8500億円)が原発建設に支出される。大統領が立てた2030年までの発展戦略では、原子力発電の比率を現在の16%から25〜30%に高めることになっている。原子力発電が約3割を占める日本の状態に近づくということだ」
「外国では日々、新たな国が原発の建設計画を発表している。最近ではスイスがこの分野を発展させる用意を表明したし、イタリア、それにブラジルもだ。つまり、各国は日々、ゼロから原子力発電を発展させるか、それともその路線に回帰するかを表明しているわけだ。昨年の評価に基づけば、2030年までにあと300基の原子炉が建設されるということだ。現在、世界には原発を建設する会社が5つあり、単純に計算すると1社について60基となる。われわれの戦略はこの計算を考慮に入れている。つまり、われわれの現在のシェアである20%を守り、最低60基を建設するということだ」
−−今の時点ですでに猛烈に建設している
「今、われわれはブルガリアで2基、インドで2基、イランで1基、自国で5基を建設しており、(これだけ建設しているのは)世界で唯一だ。われわれは10基を同時に建設しているのであり、昨年12月に中国の(江蘇省)田湾原発の原子炉2基を引き渡したばかりだ。これは大変な仕事量だ」
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