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【対露外交を大使に聞く】 斎藤泰雄・駐露大使インタビュー詳報 (1/6ページ)
このニュースのトピックス:ロシア・CIS
7日からの主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)を前に斎藤泰雄・駐ロシア大使が産経新聞の取材に応じ、メドベージェフ政権に対する評価や対露外交について考えを語った。主な質疑応答は次の通り。
(モスクワ 遠藤良介)
−メドベージェフ政権の外交路線に変化を予想するか
「短期間のうちに大きな変化が訪れるとは見ていない。他方、プーチン氏とメドベージェフ氏の間には世代の違い、背景の違いがあり、スタイルの違いも出てくるかもしれない。それが政策とどうかかわってくるかは少し時間をかけてみていく必要があると思う」
−メドベージェフ氏は先に報道機関に対して「領土問題が解決されれば経済・文化関係の改善に役立つ」「過去の諸宣言に従って議論する」と述べた
「問題を解決する意欲が表れているとすれば、我々は歓迎するところだ。ただ、(諸宣言の意味するところは)あのインタビューだけで判断できるものでもない。われわれの立場をしっかり踏まえ、真剣に交渉していく」
−領土問題に対する日本の立場、メドベージェフ政権との交渉姿勢は
「日本政府の立場は、4島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するということで一貫している。これまで達成したロシアとの合意や文書が複数あり、それを踏まえて問題を解決するということだ。日本とロシアの間には国境線が引かれておらず、この国境線を引くというのが領土問題の本質だ」
「日露関係は広範囲の発展を遂げてきてはいるが、両国の潜在力に見合ったレベルにない。(両国関係を)阻害しているのは、平和条約がないこと。平和条約の問題を解決し、潜在力に見合った高いレベルの日露関係を実現することが日露のみならず、アジア・太平洋地域の平和と安定にとっても重要だ」

