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「真剣な領土交渉ある」斎藤駐露大使 銃撃漁船は返還要求 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:北方領土問題
【モスクワ=遠藤良介】主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)を前に、斎藤泰雄・駐露大使が産経新聞と会見、日露間の最大懸案である北方領土問題について「真剣な二国間交渉が行われている」との認識を示し、それを根拠に日本がサミット全体会議で問題を取り上げない見通しを示した。また、一昨年8月に北方四島周辺海域で銃撃・拿捕(だほ)された漁船が売却されていた問題では、「ロシアの措置は到底認められない」とし、今後の二国間交渉の中でも改めて強く返還を求める考えを明らかにした。
斎藤大使はこの中で、「日露関係は大きく発展しているが、潜在力に見合ったレベルではない。平和条約がないことが(両国関係を)阻害している」と強調。経済分野などで二国間関係が深まるほどロシアが領土交渉から遠ざかっているとの指摘に対し、「ロシアがこれまでよりも領土問題に真剣でないことはない」と反論した。
メドベージェフ露大統領は先に報道機関との会見で領土問題解決の必要性に触れ、「過去の諸宣言に従って議論する」と述べている。大使はこれについて、「解決の意欲が表れているとすれば歓迎するところだ。ただ(『諸宣言』の意味するところは)インタビューだけで判断できず、われわれの立場を踏まえて交渉する」と語った。

