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「妥協」求め路線転換…正念場迎えた日本 IWC総会開幕 (1/2ページ)

2008.6.24 18:27
このニュースのトピックス捕鯨

 【サンティアゴ=松尾理也】欧米の非難にも一歩も引かず、日本としては例外的な「モノを言う外交」を続けてきた捕鯨問題をめぐって、第60回国際捕鯨委員会(IWC)総会が23日、チリの首都サンティアゴで始まった。環境団体の過激な抗議や妨害活動の結果、国内では毅然(きぜん)とした態度を求める世論が高まりつつある中、実は日本は今回、これまでの対決姿勢を一変させ、“大いなる妥協”にカジを切りつつある。その決断が吉と出るか凶と出るか。今回の総会は、日本の「外交力」を占う上でも正念場となりそうだ。

 IWCのルールでは、重要事項の変更は加盟国の4分の3の賛成が必要。しかし近年、捕鯨支持国と反捕鯨国双方の激しい多数派工作で、加盟国はほぼ二分されてしまった。どんな提案も4分の3の賛成を集めることが事実上不可能となった結果、IWCは「もはや国際組織として意味を失いつつある」(交渉筋)。

 商業捕鯨再開を悲願とする日本は、こうした状況に業を煮やし、昨年のアンカレジ総会では脱退すらほのめかした。同時に、環境団体「シーシェパード」による調査捕鯨への過激な妨害活動や、青森県警による逮捕に発展した「グリーンピース・ジャパン」の抗議活動などで、国内の世論も強硬論で固まりつつある。

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