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【グローバルインタビュー】ベテラン国際政治家が明かした和平交渉舞台裏 (6/7ページ)
その際、私がいつも強調している基本原則は、アチェのときのように調停が成功裏に終われば、功績は政府とNGOが共有する。だが、失敗すれば批判はNGOが負うのだ。そうすることによって、政府はもっと活発に動こうとする。政府はすぐさま批判にさらされることはないのだ」
−−大統領を1期6年務めた後は政界から足を洗った
「私は公務員であって政治家ではない。私は国内外で自分のやることにプロ意識をもっているし、この仕事に誇りを持っている。大統領に選ばれたときは、フィンランドが初めて直接投票によって大統領を選出したときだった。全国を回り、1日に6−7回の会合をこなした。恐らく私の大統領としての姿勢は職業政治家とは違っていたのだろう。
彼らは政治しかないが、私は違った。私は大統領を終われば、どんな仕事を任せられるかわかっていた。アナン前国連事務総長にも、大統領を辞めた後はお手伝いしますよ、と伝えていた」
−−飛行機の中で生活しているといってもおかしくないほど世界を飛び回っている
「昨年末、妻にクリスマスプレゼントに何がほしいかを聞いたら、『あなたの時間だ』といわれた。結婚して40年ほどたつが、彼女はずっと耐えてきたんだ…。この仕事は楽しい。また、この仕事は規律正しい生活を求められる。友人にも冗談で言っているが、もし私が仕事を辞めたら、規律正しい生活を送らなくなると」
−−日本もフィンランドのように和平交渉の仲介役を担うことはできるか
「できる。日本の場合、国連高等難民弁務官をつとめた緒方貞子・国際協力機構総裁や、明石康・元国連事務次長、東ティモール担当の国連事務総長特別代表(東ティモール担当)だった長谷川祐弘氏がいる。こんなに人材がいるということは、日本がどれだけ貢献をしてきたかということだ。日本はもっと建設的なさまざまな役割を担うことができると思うし、是非、がんばってもらいたい」
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