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【グローバルインタビュー】ベテラン国際政治家が明かした和平交渉舞台裏 (1/7ページ)
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マルッティ・アハティサーリ前フィンランド大統領(70)は5月の来日時、産経新聞のインタビューに応じ、自らが手がけてきた数々の和平交渉の舞台裏を語った。(田北真樹子、佐々木正明)
−−経歴を見ると、仲介を手がけた紛争や問題がずらりとならんでいる
「(フィンランドの)駐タンザニア大使をやらなければ国連からお呼びはかからなかっただろう。その経験がきっかけとなって、1978年以降、在ナミビア国連事務総長特別代表として90年までかかわることができた。ナミビアのオペレーションは国連の歴史でも最も成功を収めた」
−−この時の成功の鍵は
「87年に国連の行政管理担当事務次長に就任し、国連の中をくまなく見ることができたため、最高の人を集めることができた。優秀な同僚と仕事をすることができた。和平調停交渉は個人にスポットライトがあたることが多いが、成功は一個人によるものではない。交渉の時間が限られているので、チームワークがうまく機能することは重要だ」
−−それも大切だが、やはりアハティサーリ氏の存在感も大きかったのでは
「もちろん。交渉を導いていかなければいけないという点ではそうだと思う。まず、交渉者は何が交渉当事者の関心事なのか、承知していなければならない。そして、結果についてもある程度見通しておくこと。
ナミビアの場合、南アフリカからの独立というゴールは明確だった。インドネシア・アチェ和平合意交渉では、私たちはアチェの独立はなく、アチェ州に一定の自治権を与えることになると思っていた。だから交渉は独立派武装組織『自由アチェ運動』が、どんな条件なら独立要求を取り下げ、政府の申し出を受け入れるのか模索した。
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