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【明解要解】露「2頭政権」実権を握るのは? 人事含めプーチン氏の思惑通りに (1/2ページ)

2008.5.20 08:00
このニュースのトピックス欧州
9日、モスクワで第二次大戦の戦勝を祝う「勝利の日」の兵器パレードに臨席するプーチン首相(左)とメドベージェフ大統領(AP)9日、モスクワで第二次大戦の戦勝を祝う「勝利の日」の兵器パレードに臨席するプーチン首相(左)とメドベージェフ大統領(AP)

 ロシアにメドベージェフ新大統領が誕生、同氏を後継者に指名して退いたプーチン前大統領が首相に就任し、ロシア史上異例の「2頭政権」が発足した。しかし、大統領権限の強いロシアなのにメドベージェフ氏の存在感は薄く、プーチン氏は将来の返り咲きも視野に自身への権力集中を図っている。果たして実権はどちらが握っているのか。(モスクワ 遠藤良介)

 プーチン政権の2期8年で、ロシアはソ連崩壊後の混乱から脱し、安定と高度経済成長の軌道に乗ったように見える。8割もの支持率を誇るプーチン氏は、3選出馬を禁じる憲法の改正は強行せず、メドベージェフ第1副首相(当時)を全面支援して大統領選での圧勝に導いた。

 法学者出身のメドベージェフ氏は、軍やKGB(旧ソ連国家保安委員会)出身者ら「シロビキ」(武闘派)が幅をきかせる政権内で「リベラル派」を代表してきた。同氏が後継者とされたのはシロビキに支持基盤を持たずKGB出身のプーチン氏にとって「御しやすい」からだ。

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 人事もプーチン氏の思惑通りに進んだ。副首相職は従来の5人から7人に増え、ソビャニン前大統領府長官ら大統領府要人が内閣に横滑りしたことで政治の重心は首相府に移った。プーチン氏は自身と副首相を中心とする「幹部会」を閣議の上部機関として設ける方針も表明。自身の権威を高め、政策上の責任を回避する狙いとみられる。

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9日、モスクワで第二次大戦の戦勝を祝う「勝利の日」の兵器パレードに臨席するプーチン首相(左)とメドベージェフ大統領(AP)
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