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ロシア新内閣 プーチン側近が横滑り 副首相ポスト5→7
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【モスクワ=遠藤良介】ロシアのメドベージェフ大統領は12日、プーチン首相率いる新内閣の名簿を承認した。プーチン氏の大統領時代の側近が横滑りし、軍・特務機関出身者らシロビキ(武闘派)の重鎮も閣僚入りか留任した。大統領と首相によるロシア史上異例の「2頭体制」は当面、プーチン首相が外交・安全保障分野に強い影響力をもつシロビキを掌握し、政権を主導する構図となった。
副首相職は5人から7人に増え、第1副首相にはズプコフ前首相とシュワロフ大統領補佐官が就任、ソビャニン大統領府長官が副首相兼首相府長官に任命された。また、シロビキを代表するセチン大統領府副長官とイワノフ第1副首相がともに副首相となる。空席だった大統領直属の意思決定機関、安全保障会議書記にもプーチン氏の腹心、パトルシェフFSB(連邦保安局)長官が送り込まれ、後任の長官にはボルトニコフ副長官が昇格した。
憲法上、FSBなど特務機関の長官と外務、国防、内務、法務、非常事態相は大統領の指揮下にあるものの、実態としてはプーチン氏が副首相を通じシロビキを統制する指揮系統が生まれる公算が大きくなった。大統領府長官にはナルイシキン副首相が就任する。
新内閣ではラブロフ外相やセルジュコフ国防相ら閣僚の約3分の2が留任し、現時点での大きな政策変更は予想しにくい。ただ、シロビキを代表するセチン副首相は産業政策を掌握するとされており、プーチン内閣はこれまで以上に国家資本主義型の経済発展を追求してくるものとみられる。
組織面では産業エネルギー省が2分割され、資源・エネルギーを戦略的に重視する政権の意向も鮮明になっている。