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セルビア総選挙 親欧派連合が勝利 連立工作は微妙 (2/2ページ)
政党連合は当初、急進党に劣勢を強いられた。しかし、EUが選挙直前の4月末、EU加盟の第一歩となる「安定・連合協定」に調印したことや、EU16カ国がセルビアからの入国ビザを無料とする方針を示したことなどが奏功した。
冷戦崩壊後、旧ユーゴスラビア時代の同胞であるスロベニアなど東欧諸国は、相次いでEU加盟を果たし経済成長を遂げている。セルビアでは外国からの投資が思うように進まず、国民所得も月額450ユーロ(約7万円)前後と低迷している。そうした状況にあって「親ロシア路線よりもEU協調の方が有利だ」(外交筋)との現実的な計算が働いたのは間違いない。
政党連合が12日から始める連立交渉は容易ではない。
政党連合は、自由民主党と連立を組んでも過半数に届かず、ミロシェビッチ元政権を支えた社会党との共闘も模索せざるを得ない。社会党は最近、現実的な中道左派政党へと脱皮しつつあるとはいえ、「イデオロギー面で以前と差異はない」(急進党幹部)とも指摘される。一方、急進党は12日、セルビア民族主義政権の樹立を目指し、民主党や社会党と連立協議を開始する意向だ。