ニュース: 国際 RSS feed
英露 “サッカー外交”で雪解け演出
このニュースのトピックス:欧州
【ロンドン=木村正人】在露英国大使館は8日、ゼニト(ロシア)とレンジャーズ(スコットランド)が14日に英マンチェスターで対戦する欧州サッカー連盟(UEFA)杯決勝を観戦するロシア人に対して、無料で英国入国査証を発給すると発表した。ロイター通信などが伝えた。
ロシア人が英国に6カ月間滞在できるビザを取得するには65ポンド(約1万3000円)かかるが、同決勝の観戦者に限り、9日までに申請して面接を受ければ、24時間の滞在ビザが無料で発給されるという。同大使館では7000〜1万3000人の発給を見込んでいる。
モスクワで21日に行われる欧州チャンピオンズリーグ決勝、チェルシー(イングランド)−マンチェスター・ユナイテッド(同)の入場チケットがロシア入国査証(72時間滞在)の代わりとして認められたことに対する見返り措置のようだ。イングランド勢同士の対決となったため4万2000〜5万人がモスクワに乗り込むと予想される。
2006年11月に亡命中のロシア連邦保安局(FSB)元幹部リトビネンコ氏がロンドンで毒殺された事件をきっかけに英露両国の関係は悪化しているが、“サッカー外交”で雪解けムードを演出した格好だ。