ニュース: 国際 RSS feed
安保理ミャンマー議長声明 米欧中国に大幅譲歩 時間切れで (1/2ページ)
このニュースのトピックス:アジア・オセアニア
【ニューヨーク=長戸雅子】国連安全保障理事会は2日、今月10日に予定されているミャンマー新憲法草案の賛否を問う国民投票などに際し、軍事政権は政治的自由を尊重するなど、信頼できるプロセスを整備する必要があると強調する議長声明を採択した。議長声明採択は全会一致が条件。
声明では、当初案にあった国際監視団受け入れの要請や、軍政と民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんとの対話の遅れへの遺憾表明などが削除され、軍政側への圧力は大きく弱められた。国民投票実施前に声明を採択したかった米欧が、事実上、ミャンマーの後ろ盾となっている中国に譲歩した格好だ。
声明は10日の国民投票と2010年の総選挙について、全政治当事者の参加や政治的な基本的自由の尊重を含む、包括的で信頼できるプロセスを確保する条件を軍政が整える必要性を強調。当初案で「実質的な対話」の実現など2カ所に明記されていたスー・チーさんの名前は削除された。