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ロシア、分離派地域に増派 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:ロシア・CIS
3月にはアブハジア紛争の再発防止を目的としていた、武器禁輸を含む経済制裁措置を解除した。下院は「グルジアが両地域に武力攻撃し、NATOに加盟した場合、あらゆる手段で在留ロシア人を守る」と決議し、事実上、グルジアに対する単独の武力行使を容認した。4月初旬のNATO首脳会議がグルジアとウクライナに「将来の加盟」を約束したことで、ロシアはさらに態度を硬化させた形だ。
領土問題の解決がNATO入りの前提条件であることを見越し、ロシアは「両地域はコソボ以上に独立すべき要件を満たしている」(露外交筋)と揺さぶる。グルジア側は「ロシアは紛争の当事者であるうえ、難民発生で両地域の民族構成も変わった。平和維持軍の多国籍化と難民の帰還が議論の前提条件だ」(政治評論家、サクバレリッゼ氏)などと反発している。
両国はともに、時に相手を挑発しながら極限までせめぎ合う激しい外交スタイルをもつだけに、落としどころを探る神経質な展開が続くのは間違いない。特にアブハジアはロシアが2014年に五輪開催を予定するソチから数十キロと近いため、大規模な軍事衝突が起きれば五輪にも影響するとの懸念も出ている。

