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ロシア、分離派地域に増派 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:ロシア・CIS
【モスクワ=遠藤良介】ロシアが29日、隣国グルジアからの独立を目指す親露分離派地域のアブハジアと南オセチアに軍部隊を増派し、軍事的緊張が高まっている。背景には、両地域の帰属問題を利用しグルジアの北大西洋条約機構(NATO)入りを阻止しようというロシアの思惑がある。
ロシアが増派したのは「平和維持軍」と称し駐留させている軍部隊で、規模などは明らかにされていない。露政府関係者らは「グルジアが両地域周辺に部隊を集結させ、攻撃を準備していることへの措置」などと説明している。20日にはアブハジア上空を飛行したグルジアの無人偵察機が撃墜され、グルジアのサーカシビリ大統領は「ロシアによる侵略行為だ」と強く非難した。
両地域をめぐっては、ソ連崩壊後の1990年代、分離派地域に肩入れするロシアも巻き込んで独立絡みの紛争が発生。停戦後、両地域は「中立」を装うロシア軍の保護下で事実上の独立状態を享受し、大半の住民はロシアのパスポートを保持する。そのロシアは2月、コソボがセルビアからの独立を宣言して以降、両地域への支援を加速させた。

